聖なる狂気/狂気の童貞がカップルを惨劇に突き落とす…サイコサスペンス映画を紹介

出典:Amazon.co.jp

今回は聖なる狂気を紹介します。

 

カルト宗教を熱心に信仰する両親の

もとで育てられた童貞の青年が、

山奥で暮らす魅惑的な女性と知り合った

ことで、青年の精神は蝕まれ、

やがて狂人と化していきます…

 

青年を演じたのはハムナプトラで主人公の

リックを演じたブレンダン・フレイザー

魅惑的な女性の彼氏役を、

イースタン・プロミスヒストリー・オブ・

バイオレンスヴィゴ・モーテンセン

演じていました。

 

そんな本作は、

エロティックなシーンや幻想的なシーン

もあり、魅力的なサイコサスペンス映画

に仕上がっております。

 

それでは本作を紹介していきます。

 

1.聖なる狂気あらすじ紹介

深い森の中を、

スーツ姿の男が彷徨い歩いていたが、

男はついに力尽き、車道で倒れこんで

しまった。

 

そこへ一台の車が通りがかり、

危うく男を轢きそうになるが、

寸前で男の存在に気付き、車を

急停車させる。

 

ドライバーのジュードは気絶した男を

自身の車に乗せると、森の奥地で大工を

している口のきけないクレイとその恋人

キャリーの自宅へ男を担ぎ込む。

 

あいにくクレイは森の中に散歩に出かけ

留守のままだったため、

キャリー一人で男の看病をすることと

なった。

 

男が運ばれてきたその日の晩、

キャリーは男の所持品を確認していた。

 

男は身分証のような物は身に

着けていなかったが、

一冊の聖書だけを所持していた。

 

聖書を開くと“DARKLY NOON

(薄暗き真昼)”と手書きされた文字と、

一枚の写真が入っていて、

写真には男の両親と思われる男女が、

笑顔で写っているのだった。

 

翌朝、

キャリーは目を覚ました男と朝食をとった

あと、男から事のいきさつを聞く。

 

狂信的なカルト宗教に入信する両親の

もとで育てられた男(ダークリー・ヌーン)

は、両親と3人で小さな町で暮らしていた

が、町の住民たちから“異端者”扱いをされ

た挙句、ある日、住民たちによる襲撃に遭

遇する…

 

これによってダークリー・ヌーンの両親は

殺害され、彼もまた死に物狂いで当てもな

く逃げてきていたのだった…

 

この話を聞いて同情したキャリーは、

納屋の2階にある空き部屋を自由に使って

いいとダークリーに貸し出すのだった。

 

自分に優しく接し、

どこか魅惑的キャリーに対し、

ダークリーは次第に性的な欲望を

抱くようになる。

 

そんな中、

散歩に出かけたまま留守にしていた

クレイが自宅へと戻ってくる。

 

そして、

ダークリーキャリークレイ

愛し合う光景を目の当たりにし、

強い嫉妬心と罪悪感を抱いた

ダークリーは、たまらず部屋を飛び出し、

夜の森の中へと入って行った。

 

翌朝、

森の中で目覚めたダークリーは、

ロキシーという山の中で愛犬と暮らす

中年女性と知り合う。

 

ロキシーキャリーのことを

“魔女”だと罵り、恨みつらみを

ダークリーに語る。

 

再びキャリークレイのもとへ戻った

ダークリーだったが、次第にロキシー

の発言がダークリーの精神を蝕んでいく。

2.聖なる狂気のキャスト・スタッフ紹介

日本公開日:1995年11月25日

上映時間:101分

監督:フィリップ・リドリー

脚本:フィリップ・リドリー

製作:ドミニク・アンシアーノ

製作総指揮:ジム・ビーチ

主演者:

ブレンダン・フレイザー  

ダークリー・ヌーン 役

ヴィゴー・モーテンセン 

クレイ 役

アシュレイ・ジャッド→ 

キャリー 役

ローレン・ディーン 

ジュード 役

※トリビア

・2022年公開予定のバットガールで、

 ファイアフライ役で出演していた

 ブレンダン・フレイザーだったが、

 バットガールは諸事情でお蔵入り

 となってしまった。

 

3.聖なる狂気の感想やネタバレなどを紹介

(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)

3-1.聖なる狂気の感想

熱心にカルト宗教を信仰する両親のもとで

抑圧的に育てられダークリー・ヌーンは、

極端な倫理観と女性に対しては億劫な

童貞男だ。

 

そんな童貞男が、

森の中で無防備で魅惑的キャリー

に出会ってしまったこと、

おまけに恋人クレイとのS〇Xシーン

目撃したことで、嫉妬と性欲で

ダークリーの精神が崩壊…

終盤では童貞の狂人と化し、

クレイキャリーに襲い掛かる…

 

本作はそんなダークリー

キャリーと出会い、凶行に至るまでの

12日間を描いたサイコサスペンス映画

です。

 

俳優陣の怪演も良かったですが、

川を流れる巨大な銀色の靴、

画面越しからでもマイナスイオンが

感じられるほど雄大な森の大自然も

相まって、シュールかつ神秘的な映像

美も印象的でした。

 

賛否は分かれそうですが、

個人的にはツボにはまった

サイコサスペンス映画です。

 

3-2.聖なる狂気の評価

評価 :3/5。

3/5点中

物陰からキャリーを見つめ、

自分のムスコをしごくシーン、

キャリーが食べたリンゴの屑を

空き缶に大事にしまうシーンなど、

始終ブレンダン・フレイザー

怪演が光っていた。

出典:IMDb

※↑はダークリー・ヌーン

 ハムナプトラではあまり気になりませんでしたが、

 本作終盤では、これ以上にバキバキの目の童貞狂人

 を演じてました。

 

また、

本作では一切セリフのない

ヴィゴ・モーテンセン演ずるクレイ

だが、それでも適度に日焼けした

肉体、ダークリーに手品を披露するシーン

など、色気やお茶目に感じるシーンもあっ

て、十分存在感があった。

 

キャリー役のアシュレイ・ジャッド

も良かった。

こんな女性がいたらダークリーに限らず、

狂人と化す男は数多く世に存在すると思う…

それくらい官能的で魅力たっぷりの

女性を演じてました。

出典:IMDb

※↑はアシュレイ・ジャッド演ずるキャリー

 無防備過ぎます…

 

ユニークさと神秘さが全編を覆う、

味わい深いサイコサスペンス映画です。

4.聖なる狂気こんな方にオススメ

サイコサスペンス映画好きな方や、

本作を監督したフィリップ・リドリー

柔らかい殻がお好きだった方であれば、

気に入っていただける作品です。

 

まとめ

今回は聖なる狂気を紹介しました。

 

純朴だが、極端な倫理観を持った

童貞のダークリー

そんな彼は、森の中で一人の美女と

知り合ってことで、精神のバランスを

崩し狂人と化す… 

 

ブレンダン・フレイザー怪演

童貞じゃなくても魅力的に感じる

アシュレイ・ジャッドなどなど…

本作は色々と魅力が詰まった至極の

サイコサスペンス映画です。

 

是非、この機会にご視聴してみて

ください。

 

記事を最後まで読んで下さり、

 ありがとうございました。

 クリックしていただければ、

 やる気が出ますので、

 よろしくお願いします。


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