今回はヒルズ・ハブ・アイズを
紹介させていただきます。
本作は核実験によって誕生した
人喰いミュータント一家と、
典型的なアメリカンファミリーとの
血みどろのサバイバルホラー映画
になります…
日本での劇場公開が当時、
小規模になったり、
某レンタルチェーン店では、
取り扱いが中止されたりと、
色々と問題になった作品です…
1.ヒルズ・ハブ・アイズあらすじ紹介
1945年から62年にかけて、
アメリカ合衆国は331回の核実験を実施、
(死の灰)による遺伝的影響を否定している…
ニューメキシコ州の砂漠地帯、
放射能の調査に入った研究者たちが、
何者かの手によって惨殺され
死体ごと何者かに連れ去られてしまった…
砂漠地帯にある一軒の
寂れたガソリンスタンド、
外の物音で目覚めた
ガソリンスタンド従業員は、
ショットガンを手に、
外へと出ます…そこには人影などなく
従業員の男は“ルビーいるのか?”と叫ぶ。
男はしばらく外の砂漠地帯を徘徊したあと
ガソリンスタンドへと戻ってくるが、
ガソリンスタンドの入り口に
先ほどまでにはなかった
女性物のバッグが置かれていた…
従業員の男は
“俺はもう止めたと言ったろ”
“この件からはおりたんだ”
と叫び、
“すまない。俺にはもう無理だ…”
と呟く…
従業員の男は仕方なくバッグを拾うと、
スタンドに併設された男の住居へと
戻っていった。
従業員の男がバッグの中身を
確認していくと、ビデオカメラや
ネックレスなどを発見…
ランチボックスのような物もあり、
中を確認すると
血に塗れた人の耳が入っていた…
そして財布を発見、
中には耳の持ち主のカップルの写真が
入っているのだった…
すると外から車のクラクションを
鳴らす音がして、男は客の接客に
向かう。
ガソリンスタンドを訪れたのは
警官を退職したボブ・カーターとその一家…
一家はボブと妻エセルの銀婚式を祝うため、
サンディエゴまでキャンピングカーを
走らせている途中、給油のために
立ち寄ったのだった…
ボブの息子ボビーが
外の簡易トイレで用を済ましていると、
トイレの隙間から中を覗く
謎の目線…その存在に気付いたボビーは
声を上げて驚く…
その頃、
一家が飼っている犬のビューティーが
キャンピングカーから逃げ出し、
ガソリンスタンドの中へと逃げてしまう…
ビューティーの後を追って、
リンがスタンド中に入って
ビューティーを探すが、
ビューティーを探している最中に
先ほどのバッグを発見してしまう…
リンはバッグの中身は確認せず、
バッグの近くにいたビューティーを見つけ、
連れ帰ろうと後ろを振り向くと、
そこには従業員の男が立っていた…
“何か問題でも?”
と尋ねられるが、
リンは“何も”とだけ伝えて、
ビューティーを連れて
キャンピングカーへと戻る。
給油を済ませたカーター一家は
再びサンディエゴまでのドライブに
出発するが、バッグの中身を
見られたと勘違いした従業員の男が、
ボブに“丘を越える近道が存在する”と
ニセの情報を与え、それを聞いたボブは
男の言った通りの道を運転するが、
途中で何者かが仕掛けた罠に
タイヤをパンクさせられ、
砂漠のど真ん中で
立ち往生することになる…
その様子を何者かが監視しているとは
知らずに…
2.ヒルズ・ハブ・アイズのキャスト・スタッフ紹介
日本公開日: 2007年9月29日
上映時間:107分
原作: サランドラ
監督: アレクサンドル・アジャ
脚本: アレクサンドル・アジャ
グレゴリー・ルヴァスール
製作: ウェス・クレイヴン
マリアンヌ・マッダレーナ
主演者:
トム・バウワー→ ガソリンスタンドの従業員 役
テッド・レヴィン → ボブ・カーター 役
キャスリーン・クインラン → エセル 役
ダン・バード → ボビー 役
ヴィネッサ・ショウ → リン 役
アーロン・スタンフォード → ダグ 役
エミリー・デ・レイヴィン → ブレンダ 役
※トリビア
・本作ヒルズ・ハブ・アイズは
言わずと知れたホラー界の重鎮
ウエス・クレイヴン監督の
サランドラのリメイク作品
になります。
3.ヒルズ・ハブ・アイズ感想やネタバレなどを紹介
(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)
3-1.ヒルズ・ハブ・アイズの感想
砂漠地帯の一帯がその昔
アメリカ合衆国の核実験場の跡地で、
“死の灰”の影響でミュータントたちが
誕生し、挙句の果てにはそのミュータント
たちが人喰いだった…
当然、日本での劇場公開が
小規模に縮小されたと言われるのも
頷ける設定でした…
こんなヤバイ作品ではありますが、
序盤はどこにでもいるような
典型的なアメリカンファミリーが、
砂漠地帯を横断する
ほのぼのとした描写が続くが、
徐々にミュータント一家の魔の手が
一家にジリジリ忍び寄ってくる…
そして夜…
仲睦まじい家族が一人一人、
ミュータントの餌食になっていく…
このシーンは観る者に
胸糞感を与える描写だった。
絶望的な状況下の中、生き残った家族が
ミュータント相手に血生臭い戦いを
繰り広げる…
特に印象的だったのは、ミュータント一家
に赤ん坊を誘拐され、赤ん坊の父親ダグが、
(サザエさんでいうマスオさんに位置する男)
木製バットを片手にまるで桃太郎のごとく
犬を引き連れて、ミュータント達が住む
集落に辿り着き、そこでダグ(マスオさん)
とミュータントとのCG無しの派手な肉弾戦
が始まり、もうアドレナリンが駄々漏れ…
※↑はダグことマスオさん。
木製バッドを片手に
大ハッスルします‼
普通の一般男性のダグ(マスオさん)が、
危機的な状況下の中で、
“究極の戦士”となっていく様は痛快です。
本作はまさにサバイバルホラー映画の
傑作と言っても過言ではないです。
3-2.ヒルズ・ハブ・アイズの評価
4/5
アレクサンドル・アジャ監督の
ハリウッドデビュー作にして、
個人的にはアジャ監督作品の中では
一番好きな作品!!
アジャ監督はリメイク作品を
多く手掛けているイメージがあって、
本作もオリジナルは1977年公開の
サランドラのリメイク作品。
個人的な感想ではありますが、
本作ヒルズ・ハブ・アイズ
の方が面白かったです。
人体破壊描写やバイオレンス描写が
多いですが、散々な目に遭わされた家族が
ミュータント一族を叩きのめすのは、
一種のカタルシスを感じられました…
劇中で残虐非道な行いをする
ミュータント一家ですが、
彼らもアメリカで暮らす一つの家族…
ある意味、アメリカが当時行った
核実験の被害者なのだが、
ミュータントの一人が
アメリカ国歌を熱唱しているシーンは
どこか切なさを感じるシーンでした…
個人的には大好きなサバイバルホラー映画
です。
3-3.ヒルズ・ハブ・アイズ2を紹介
ヒルズ・ハブ・アイズ2は、
本作の成功を受けて急遽制作された
作品になります…
エイリアン2を意識したような、
“今度は戦争だ‼”
と言わんばかりに、
軍隊VSミュータント達
の形で、アクション面の強い作品でしたが、
本作とは比べ物にならない程、
面白くなかった…
気になる方はこちらから
チェック出来ます👇
3-4.ヒルズ・ハブ・アイズのオリジナル映画サランドラを紹介
本作の元になったのが、
1984年に日本で公開された
サランドラ。
ストーリーや登場人物に関して、
リメイク版にあたるヒルズ・ハブ・アイズと
変わりありませんが、
映画の面白さで言うと断然
本作ヒルズ・ハブ・アイズの方が
面白いです‼
しかし、
オリジナル版にあたるサランドラは
未だにカルト的に支持される
サバイバルホラー映画です。
興味があれば、
是非こちらもご覧下さい👇
4.ヒルズ・ハブ・アイズこんな方にオススメ
グロテスクな描写が苦手な方や
心臓の弱い方は、
オススメできないかもしれません…
しかし、
ミュータントたちとの戦いは
ハラハラドキドキさせられるので、
バイオレンス映画好きな方にも
オススメしたい一本ですし、
ホラー好きにも、
是非、観ていただきたい作品です。
まとめ
今回はヒルズ・ハブ・アイズを
紹介させていただきました。
グロテスクで過激な
バイオレンス映画ですが、
サバイバルホラー映画としては、
かなりの傑作だと思っています!!
興味のある方は是非、
当記事を参考に、
本作を鑑賞いただければ幸いです。
※クリックしていただければ、
やる気が出ますので、
よろしくお願いします。
オカルト・ホラーランキング
コメント