スキャナーズ/超能力者同士の壮絶な死闘を描いた傑作のSFホラー映画を独自に紹介

出典:Amazon.co.jp

今回はスキャナーズを紹介します。

 

鬼才クローネンバーグが描く、

スキャナー(超能力者)たちの

壮絶な死闘を描いた

名作のSFホラー映画です。

 

言わずと知れた

鬼才クローネンバーグの代表作にして、

色褪せない面白さを持った本作を

詳しく紹介していきます。

 

1.スキャナーズあらすじ紹介

ショッピングモール内をあてもなく

ウロウロしているホームレスの男ベイルは、

立ち寄ったファーストフード店で

客の残したハンバーガーを漁って

いたところ、女性客が自分を

嘲笑している姿を目撃し

ベイルスキャン(超能力)を使って

その女性客に発作を引き起こさせる…

 

丁度その光景を目撃していた

二人組の男達がベイルを追跡、

ベイルは急いで逃げようとするが

麻酔銃を撃たれて捕らえられてしまう…

 

国際的な警備保障会社コンセック社、

そこでスキャナー(超能力者)による

公開実験が実施され、

聴衆の中からレボックという男が

自ら手を挙げてスキャナーによる

スキャンを体験する…

 

レボックは壇上に上がり、

スキャンを体験していたところ

逆にレボックによってスキャンし返された

スキャナーは頭部が爆発し死亡…

会場は混乱に包まれる!

 

すぐに警備兵や研究員に

取り押さえられたレボックは、

エフェメロル注射(超能力抑制剤)

注射されそうになるが、

寸前のところで注射器を持った相手を

スキャン。注射を打たれずに済む…

 

レボックは古工場へと護送されるが、

護送中にスキャンを駆使して

警備兵の運転している車を壁に衝突させ

殺害。他の警備兵らもスキャンして操り、

殺害してからその場から逃亡する…

 

コンセック社のルース博士は、

米国には強力な指導者の下

スキャナーによる地下組織が存在し、

その地下組織のレボック

コンセック社の公開実験に潜入、

多数の死者を出したのだと確信する。

 

レボックを殺害するために、

ルース博士スキャナーとして

未熟なベイルを研究員らの下で教育させ、

スキャナーとしての能力をアップさせる。

 

そして、

ルース博士は手始めに

レボックと唯一接触が出来るという、

ベンジャミン・ピアスへ接触するよう

ベイルに指示を出す。

 

ベイルは早速、

クロス・ギャラリーという画廊に出向き、

スキャンを使ってクロスという人物から

ベンジャミンの居所を暴き出させる。

 

ベイルスキャンから得た情報を元に、

ベンジャミンの工房へと向かい

ベンジャミンからレボックの居所を

聞き出そうとするが、

ベンジャミンは回答を拒否し

自ら工房から出て行こうとする…

 

しかし、

工房内に侵入してきた謎の

武装集団に襲撃され、

ベンジャミンは銃で撃たれてしまう…

 

ベイルスキャンを駆使して

武装集団を倒した後、

撃たれたベンジャミンの下へ駆け寄るが、

ベンジャミン“他にもスキャナーが”

“キム・オブリスト”とだけ伝えると、

息を引き取ってしまうのだった…

 

ベイルベンジャミンの言葉を頼りに

キム・オブリストという人物に出会い、

他のスキャナーたちとも接触するが、

再び武装集団の襲撃に遭い

戦いは激化していく…

 

2.スキャナーズのキャスト・スタッフ紹介

日本公開日: 1981年9月23日

上映時間:104分

監督: デヴィッド・クローネンバーグ

脚本: デヴィッド・クローネンバーグ

製作: クロード・エロー

特殊メイクアップ: ディック・スミス

主演者:

スティーヴン・ラック → ベイル 役

パトリック・マクグーハン  ルース博士 役

マイケル・アイアンサイド  レボック 役

ロバート・シルヴァーマン  ベンジャミン・ピアス 役

ジェニファー・オニール → キム・オブリスト 役

ローレンス・デイン → ケラー 役

※トリビア

・特殊メイクアップのディック・スミスは、

 エクソシストゴッドファザーなどで

 特殊メイクを担当した経歴があり、

 日本でも特殊メイクの講師として

 教鞭を執った経験もあるようです。

 

3.スキャナーズの感想や評価などを紹介

(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)

3-1.スキャナーズの感想

製作されたのがCGのない時代だけあって、

スキャナー(超能力者)たちの

スキャン(超能力)を使っての戦いは、

どこか物足りなく感じる方もいるかも

しれないが、序盤での超有名な

頭部爆発シーンや終盤での

ベイルVSレボックの死闘は、

血管が浮き出てそこから血が噴き出る

物凄いスキャンの戦いを見せつけてくれます。

 

この二つのシーンは特殊効果とメイクだけで

表現されたものですが、

今観ても全然見劣りしないのがスゴイ…

 

また、

本作は上記の2点に注目されがちだけど、

これ以外にもベイルや他のスキャナーたちに

襲い掛かる武装集団との死闘も好きで、

スキャン能力を持たない武装集団が

スパス12(ショットガン)を基本装備し、

出典:Amazon.co.jp

容赦せずスキャナーたちに銃撃してくる

アクションシーンが派手で、

この武装集団をベイル

スキャン能力だけで倒していく

シーンなんかも堪らなくかっこよかった

です。

  

クローネンバーグの映画の中でも、

比較的に娯楽性の高い映画で、

まさに傑作のSFホラー映画です。

 

余談ですが、

本作スキャナーズは、

日本の漫画やアニメにも影響を与えた映画。

 

AKIRA北斗の拳の作中でも、

本作から影響を受けたと思われる

描写がいくつか見受けられます。

(AKIRAでは超能力者同士の戦いが

描かれているし,北斗の拳では血管から

血が噴き出すシーンや人体破裂描写など…)

 

3-2.スキャナーズの評価

評価 :3.5/5。

3.5//5点中

テンポよく物語が進行し、

中弛みもしない映画なので

最後まで楽しく一気見ができる映画です。

グロ描写バイオレンスシーン

バランスよくやり過ぎな描写もないので、

奇抜な内容の作品が多い

クローネンバーグの作品の中でも、

かなり取っ付きやすい映画です。

 

ただ不満点があるとすれば、

スキャナー同士の戦いが

少ないところ…

 

終盤でのベイルVSレボック死闘

迫力があって見応えがあるシーン

だったので、もっとこういうシーンを多く取り入れて欲しかった…

3-3.鬼才クローネンバーグ監督のオススメ映画を3本紹介

本作スキャナーズに以外にも、

是非オススメしたい鬼才クローネンバーグ

監督のオススメ映画を3本紹介します!

 

どの作品もクローネンバーグらしい

奇抜さがある映画ですが、

どれも期待を外さない映画です!!

 

以前、記事にしてあるので

お気軽にクリックしてご覧下さい!

  

1.ザ・フライ

2.イースタン・プロミス

3.ラビッド

 

4.スキャナーズこんな方にオススメ

スキャナーズは日本のバトル系漫画や

アニメに影響を与えた映画でもあるので、

そっち系の作品がお好きな方にも

オススメできる作品ですし、

SF映画やアクション映画好きにも

オススメできます。

 

まとめ

今回はスキャナーズを紹介しました。

 

鬼才クローネンバーグ監督による、

傑作のSFホラー映画にして、

劇中で描かれたスキャナー(超能力者)

たちの死闘は、後の日本の漫画や

アニメ作品に多大な影響を与えた映画です。 

 

まだ未見の方は、

要チェックです!!

 

記事を読んで下さり、

 ありがとうございました。

 クリックしていただければ、

 やる気が出ますので、

 よろしくお願いします。


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