今回はデビルズ・ゾーンを紹介します。
公開当時はPG指定
(子供の観賞には保護者の指導が必要)で、
ホラー映画ファンからは評価が乏しかった
が、後にスティーヴン・キングが本作を鑑賞
後に、“不気味で恐ろしく、見る者をゾッと
させる”と本作を絶賛したことから、
一部で熱狂的なファンの確保に
繋がったカルトホラー映画です。
悪魔のいけにえに超能力といった
オカルトチックな要素を組み合わせた
ような映画で、特にマネキンが
大口を開けて不気味に笑うシーンは
トラウマものです…
それでは詳しく紹介していきます。
1.デビルズ・ゾーンあらすじ紹介
2台の車で旅行中の5人の若者たち。
走行中に1台の車のタイヤがパンクし、
車を運転していたウッディは、
替えのタイヤに空気を入れてもらうために
近くのガソリン・スタンドへと向かう。
ウッディはスタンドに辿り着いたが、
中は従業員の姿は見当たらず、
もぬけの殻の状態であった…
従業員を探すうちに従業員用の仮眠室に
辿り着いたウッディ。
ウッディはベッドで寝ている従業員を
発見し、声を掛けて起こそうとしたが、
従業員だと思っていた人物はマネキンで、
ウッディが近付くなり大声で不気味に笑い
始める…
同時に入ってきた扉が閉まり、
突然、窓ガラスを破ってマネキンが
現れるなど、怪奇現象が続き、
たまらずウッディは近くにあったバールを
手すると、バールで閉まったドアに穴を開
けて、穴に手を突っ込んで鍵を開けようと
するが、ウッディはそのまま“何者か”に突っ
込んだ手を引っ張られて、
身動きが取れなくなってしまう…
そのうちに部屋の中ではポルタ―ガイスト
現象が起こり、食器棚に入っていた食器や
ナイフが飛び回った挙句、
床に落ちていた鉄パイプがウッディに向かっ
て飛んでいき、そのままウッディを串刺しに
してしまう…
そんな事が起きているとはつゆ知らず、
パンクした車はその場に置き去りにし、
残された4人はパンクを免れた車に乗り込
むと、帰りが遅いウッディを探しに車を走
らせる。
だが、
車を走行中、
途中でその車も原因不明の故障を起こし、
動かなくなってしまう…
仕方なく4人の内の一人ジェリーがその場に
残って車の修理を始め、他のアイリーン、
モーリー、ベッキーの3人は近くで見つけた
滝に水浴びへと出掛ける。
しばらくして、
水浴びをしている3人の前に、
スローソンという地元の男が現れ、
陽気な調子で3人に話しかけながら、
“水蛇が出るから気をつけろ”と忠告すると、
3人の前から去って行く…
3人は水浴びを楽しんだあと、
車を修理中のジェリーの下へと向かうが、
以前として車は故障したままの状態であった…
すると、
再びスローソンが現れ、
“車を修理してやる”
“家に道具があるから車に乗れ”
と誘われ、4人はスローソンに言われるまま
スローソンの自宅兼“マネキン館”へと向か
うのだった。
“マネキン館”に到着後、
アイリーン、モーリー、ベッキーはその場
に残ったが、ジェリーとスローソンだけは、
車の修理をするために再び出て行った。
二人の帰りを待っていた3人だったが、
スローソンの忠告を無視して、
アイリーンが“マネキン館”の近くに建って
いる民家へ、電話を借りるために出てしまう…
民家に近づくにつれて、
民家から人の話し声が聞こえてきたが、
民家の中には人がおらず、
代わりに大量のマネキンが放置されていた…
その時、
アイリーンは民家の中で、
アイリーンを呼ぶウッディの声を聞き、
ウッディの声をたどっていくうちに、
とある部屋に辿り着く。
しかし、
アイリーンの背後には、
不気味なマスクを被った大柄な男が立って
いて、アイリーンはその男の超能力によっ
て殺されてしまう…
果たして、
モーリー、ベッキー、ジェリーは、
生き残ることができるのだろうか…
2.デビルズ・ゾーンのキャスト・スタッフ紹介
日本公開日:1979年5月12日
上映時間:92分
監督: デビッド・シュモーラー
脚本: デビッド・シュモーラー
J・ラリー・カーロル
製作: J・ラリー・カーロル
製作総指揮: チャールズ・バンド
音楽:ピノ・ドナジオ
主演者:
ジョセリン・ジョーンズ → モーリー 役
ロビン・シャーウッド → アイリーン 役
タニア・ロバーツ → ベッキー 役
ジョン・バン・ネス → ジェリー 役
キース・マクダーモット → ウッディ 役
チャック・コナーズ → スローソン 役
※トリビア
・音楽を担当したピノ・ドナジオは、
ピラニアやキャリーと言った
名作映画の音楽も担当されています。
3.デビルズ・ゾーンの感想やネタバレを紹介
(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)
3-1.デビルズ・ゾーンの感想
不気味なマスクを被った大男が、
悪魔のいけにえのレザーフェイスみたいで、
そんな奴が低めの奇声を上げながら襲って
くるものだから、不気味さで言えば本家の
悪魔のいけにえに匹敵するものはありまし
た。
※↑は本作に登場する殺人鬼。
レザーフェイスを彷彿させる風貌だが、
何故か超能力が使えるという変わり種の殺人鬼
である…
しかし、
残酷描写が大したことがなく、
普通のサスペンス映画を観ているようで
怖さがない…
その点は期待外れだったが、
それを埋め合わせるように
マネキンが揃って大口を開けて笑う
シーンだったり、狂気的なスローソンを
演じた、チャック・コナーズの演技は強く
印象に残った。
決して傑作の分類に入るような映画では
ないが、スティーヴン・キングが絶賛した
ように、鑑賞後には妙に嫌な後味が残った
カルトホラー映画です。
3-2.デビルズ・ゾーンの評価
3/5点中
ストーリー上で不条理に感じる描写
(不気味な仮面を被った大柄の殺人鬼が、
何故、超能力を使えるのか。
また、どう言った方法で人間を
マネキンに変えているのか…)
この手のホラー映画で理由を求めるのは
野暮かもしれないが、
最後まで分からない点があり
モヤモヤさせられた。
しかし、
少々無理のあるストーリー展開は別として、
本作では悪魔のいけにえに匹敵する不気味さ
を存分に味わえる映画です。
不気味な仮面を被り、
気持ちの悪い呻き声とも独り言とも言えない
奇声を発する殺人鬼…
大きく口を開き、ケラケラ狂ったように
大笑いするマネキン…
これらマネキンを多用した不気味な
演出は脳裏に焼き付き、
もし小さい時に観たら確実に
トラウマになってたはず…
怖さというより、
不気味さを堪能したい時に是非オススメ
したいカルトホラー映画です。
4.デビルズ・ゾーンこんな方にオススメ
ホラー映画やオカルトチックなホラー映画が
好きな方にオススメしたい映画です。
また、
チャイルド・プレイ、パペット・マスター
など、人形を題材にしたホラー映画に興味
がある方にもオススメできる映画です。
まとめ
今回はデビルズ・ゾーンを紹介しました。
悪魔のいけにえ風のホラー映画でありなが
ら、オカルトチックな要素も楽しめる
カルトホラー映画です。
スティーヴン・キングが絶賛しただけ
あって、不気味さで言えば本家に匹敵する
ものがあり、ラストの後味の悪さも格別で
す。
興味がある方は、
是非、ご視聴をオススメします!!
※記事を読んで下さり、
ありがとうございました。
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