今回はカットスロート・ナイン
を紹介します。
本作は1972年製作の古い映画では
ありますが、血生臭い残虐描写の
数々に驚かされますし、その残虐描写
はイタリアンホラーを代表する
ルチオ・フルチ氏の人体破壊描写
に通じる残虐性を感じさせられ、
個人的になかなか面白かった
残虐マカロニウエスタンです。
それでは本作を詳しく紹介していきます。
1.カットスロート・ナインあらすじ紹介
アメリカ西部の山奥にある鉱山から
ディック、ジョー、スリム、レイ、
トーマス、ジョン、ディーンからなる
7人の凶悪犯を、騎兵隊のブラウン軍曹
率いる兵士たちが馬車を使って刑務所へ
と護送中であったが、道中で金塊目当て
の山賊たちに襲撃され、山賊たちの手に
よって兵士たちは皆殺しにされてしまう…
生き残ったブラウン軍曹は同行してい
た娘のキャシーと囚人たちが乗った馬車
を走らせて難を逃れるが、
逃げた勢いで馬車は大破してしまう。
この事故によって囚人のスリムが
足にケガを負うが、他の囚人や
ブラウン軍曹、娘のキャシーは奇跡的
に無傷で済んだ。
ブラウン軍曹の命令によって、
囚人たちは徒歩による移動を強制
させられるが、刑務所までの道のり
はあまりにも果てしない距離であった…
移動中、一行は疲れから野宿をする
ことになるが、皆が寝静まった間に、
足にケガを負っていた囚人のスリムが、
何者かによって絞殺される…
ブラウン軍曹は囚人たちに
”誰が殺ったのか?”問い詰めるが、
囚人たちはお互いを庇い合うだけで、
真犯人が名乗り出ることはなかった。
ブラウン軍曹は罰としてスリムの死体を
毛布に包ませると、犯人が名乗り出るまで
囚人たちに運ばせることにした。
そんな中、囚人の一人が自らの足首に
付けられた足枷が金で出来ていること
に気付く。
そして、ブラウン軍曹の真の目的が囚人を
刑務所まで護送することではなく、金
を安全に運ぶために囚人たちを利用し
ていたこと、囚人たちの中に過去に
ブラウン軍曹の妻を殺害した犯人が
紛れ込んでおり、ブラウン軍曹は自ら
の手で復讐を果たすため、犯人諸共囚人
たちを殺害し、金を強奪しようと計画し
ていたことに気付いた囚人たちは、
ブラウン軍曹に怒りを爆発させ、
ブラウン軍曹の命令に背き始めるが、
その場でブラウン軍曹は所持していた
リボルバーで囚人の一人を残虐に撃ち殺す…
ブラウン軍曹と囚人たちの間に緊張が
走る中、彼等は吹雪に遭遇し、偶然に
も発見した山小屋に避難するのだが…
2.カットスロート・ナインのキャスト・スタッフ紹介
サンチャゴ・モンカダ
サンチャゴ・モンカダ
・本作は2015年公開のタランティーノ
監督作ヘイトフル・エイトと共通点が
いくつかあり、本作からインスピレー
ションを得たのではとも言われている。
ヘイトフル・エイトも本作を凌駕するほ
どの人体破壊描写があり、残虐性の高い
作品ですが、かなり面白いです！
3.カットスロート・ナインの感想やネタバレなどを紹介
3-1.カットスロート・ナインの感想
何の予備知識もなく本作を視聴したので、
話の流れから山賊、囚人、ブラウン軍曹
と娘キャシーの三つ巴からなる血生臭い
残虐マカロニウエスタンだと勘違いして
ましたが、物語が進むにつれて意外な
人物があっさり残虐に殺されたりと
不意を突く展開でなかなかストーリー
も楽しめました。
また、本作を残虐マカロニウエスタンと
名付けるだけあって、残虐描写はなかなか
気合いが入っており、鉈で足首を切断、
銃で顔面を撃たれて眼球が飛び出る、
生焼けの死体…と言ったぐらいに血生臭い
残虐描写が満載なので、本作はホラー映画
好きバイオレンス映画好きにもオススメで
きる残虐マカロニウエスタンです。
※↑生焼けになった死体…眼球の感じが妙に生々しいです…
3-2.カットスロート・ナインの評価
不意を突かれるストーリー展開
(とは言うものの、胸糞な展開です…)
に残虐描写が満載、しかも上映時間が
91分と自宅で鑑賞するには丁度良い
尺の長さで最後まで飽きずに楽しめた
残虐マカロニウエスタンでした。
残虐描写もさることながら、娘に対して
の容赦ないレ○プシーン(ちょっとした裸
が見られます。)の下りから急に鬱展開に
突入…
ラストはその陰気な気分を派手に吹き飛
ばしてくれる、ドリフの爆発オチコント
さながらに終わり、度肝抜かれますが、
これはこれで楽しめる残虐マカロニウエ
スタンでした！
4.カットスロート・ナインこんな方にオススメ
マカロニウエスタン、バイオレンス映画、
ホラー映画などに登場する残虐シーンが
お好きな方には特にオススメできそうです。
まとめ
本作は血生臭い残虐描写ありの
残虐マカロニウエスタンだけあり、
残虐シーンに容赦を感じさせませんし、
ストーリーの流れも胸糞ですが、
飽きはしない作風になってます。
気になる方は是非、
ご鑑賞ください。
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