今回は変態村を紹介します。
狂人だけの村に迷い込んでしまった男が
“自分の妻だ”と女装させられたり
凌辱されたりと散々な目に遭う
不条理映画です…
それでは詳しく紹介していきます。
1.変態村あらすじ紹介
歌手のマルク・ステヴァンスは
老人ホームでのクリスマス慰問ライブ
を終えると、南仏へと次のクリスマス
ライブを行うため車を走らせていたが、
車が山道に入ったところで
道に迷ってしまう…
マルクは車を停車させ地図を眺めていたが、
偶然、木に“ペンション・バルテル”と記さ
れた看板を見て、そのペンションまで車を
走らせようとするが、途中で車がエンジン
故障を起こして動かなくなってしまう…
マルクは何とか車を動かそうとしていたが、
その時に犬を探していたボリスという男性
と知り合い、ボリスにペンションまで徒歩で
道案内をしてもらうことになった。
ボリスはマルクをペンションまで案内す
ると、ペンションの主人バルテルを呼び
ドアを開けてもらうが、ボリスはその直後
に森の中へと走り去ってしまう…
マルクはバルテルに客室へと案内され、
マルクはそこで一晩を過ごす。
翌朝、
マルクは外の物音に気付き窓辺に近付くと、
外ではバルテルが故障したマルクの車を
トラクターで引っ張ってきてくれていたと
ころであった。
マルクはバルテルに頼んで整備工に電話
してもらい、車の修理に来てもらうように
頼むが、整備工は仕事に出ていて、
バルテルによると丸一日掛かるとの返答で
あった。
焦るマルクをよそに、
バルテルはマルクに朝食を差し出し、
マルクが朝食を食べている間、
バルテルは外でマルクの車の修理をして
いた。
マルクは朝食を食べ終えると、
外に出てバルテルの手伝いに向かうが、
バルテルからは“休んでいてくれ”と言われ、
仕方なくマルクは近くの散歩へと向かうが、
その時、バルテルから一つだけ
“村には行くな”と忠告を受ける…
マルクはバルテルにその理由を聞こうとす
るが、バルテルは“奴らは人種が違う”と言
うだけで、それ以上のことをマルクに話した
がらない様子であった…
そして、
マルクは近くへ散歩へと出かけるが、
マルクがその場を離れた直後に
バルテルはマルクの車のドアをこじ開け
車内に侵入すると、ダッシュボードに
しまってあったマルクの携帯やID,
写真などを漁り始め、仕舞には
マルクの仕事用の衣装まで漁り出す
のであった…
その頃、
山道を歩いていたマルクは、
廃れた牛舎のような建物を発見するが、
その牛舎の中では村人たちが家畜を相手に
獣姦を繰り広げる異様な光景が広がっていた…
マルクは直ぐにその場を立ち去り、
ペンションまで戻ってくるのだが、
その日を境にバルテルも狂気を現すように
なり、マルクに対して女装させたり凌辱す
るなど、常軌を逸した行為を行う…
2.変態村キャスト・スタッフ紹介
日本公開日: 2006年3月18日
上映時間:94分
原題: Calvaire
監督: ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
脚本: ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
ロマン・プロタ
主演者:
ローラン・リュカ → マルク・ステヴァンス 役
ジャン=リュック・クシャール → ボリス 役
ジャッキー・ベロワイエ → バルテル 役
フィリップ・ナオン → ロベール 役
ブリジット・ラーエ → ヴィッキー 役
ジジ・クルーシニー → ランゴフ夫人 役
※トリビア
・原題のCalvaireとは
ゴルゴタの丘、責苦、苦難、
試練を意味する言葉である。
・村の狂人役にフィリップ・ナオンが
出演しているが、彼はフランス産
スプラッター映画の傑作
ハイテンションに出演し、
この映画でも狂人の殺人鬼を
演じている。
3.変態村の感想やネタバレを紹介
(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)
3-1.変態村の感想
邦題が変態村なだけに、
レンタル店で本作のDVDを借りることに
最初はかなり躊躇した映画でしたが、
最近になってようやく無人レジで借りること
が出来ました…
タイトルだけ見ればグロあり暴力描写満載
のホラー映画かと想像してましたが、
鑑賞してみるとグロ描写はほぼ0、
代わりに生理的嫌悪感を感じることが
出来る不条理映画でした…
売れない歌手のマルクは、
地図に載ってない不思議な村に迷い込む
のですが、奇妙なことにこの村には男性し
かおらず、しかも、宿の主人バルテルは
マルクのことを自分の元妻で家を出て行った
グロリアだと言い始め、マルクに女装させた
り、逃げたマルクを磔にして腕に釘を刺した
りと狂人っぷりを遺憾なく発揮したうえ、
さらにバルテルに続けて言わんばかりに、
村の男たちもマルクをグロリアだと
言い始め、マルクを巡ってむさ苦しい
争いが始まります…
この辺りからもう訳が分からない映画で
したが、村人たちの行いはやることなす
こと全てが狂人的で、生理的嫌悪感を感じ
られずにはいられない映画でした…
※↑はマルクの髪を醜く剃り上げて、
自分から逃げられないようにしている
シーンです…
マルクに出て行った元妻グロリアの
服を着せたりと、やっていること全てが
常軌を逸してます…
3-2.変態村の評価
2/5点中
本作はマルク=グロリアを巡って、
村の男たちが巻き起こすラブストーリー映画
とも考察できましたが、それでも主人公の
マルクと同様に分けが分からず、
村の狂人たちの常軌を逸した行為の数々に、
一方的に付き合わされた不条理映画でした。
もう少し観客に分かりやすいよう表現して
もらいたかったのと、主人公のマルクが何
も反撃せず、一方的にボロボロにされ
るのもよく分からなかった…
よくあるホラー映画なら、
窮地の主人公が形勢逆転の
復讐を成し遂げるものが多いのに、
本作の主人公マルクは終始受け身な
キャラクターでした…
結構深いテーマを扱っている感じは
しましたが、個人的には理解が出来
なかった…
3-2.変態島の紹介
本作の監督やスタッフが再結集して製作
されたのが変態島。
本作ほどの不条理さはありませんが、
ミッション·インポッシブルでヒロインの
クレアを演じた、エマニュエル·ベアール
が、大胆な裸体を披露してます…
気になる方は、是非チェックしてみて下さい👇
4.変態村こんな方にオススメ
サイコホラー映画やマニアックな映画が
お好きな方は観れば楽しく感じるかも…
また、
ファニーゲームなどの不条理映画が
好きな方にも気に入っていただける
かもしれません。
まとめ
今回は変態村を紹介しました。
本作は狂人だけの村に迷い込んで
しまった男が、女装させられたりと
散々な目に遭う不条理映画です…
興味がある方は鑑賞してみては
いかがでしょうか…
※記事を読んで下さり、
ありがとうございました。
クリックしていただければ、
やる気が出ますので、
よろしくお願いします。
オカルト・ホラーランキング
価格:2,212円 |
コメント