今回はキャビン・フィーバーを紹介します。
水から人へと感染し、肉体を腐らせ
死に至らしめる謎の感染症の恐怖を描いた
傑作の感染パニック映画です!!
イーライ・ロス監督の処女作にして、
低予算で製作されておきながら
全米で大ヒットを記録し、
パルプ・フィクションのタランティーノ
や悪魔のいけにえのトビー・フーパーら
と言った大物映画監督にも絶賛された映画
です。
それでは詳しく紹介していきます…
1.キャビン·フィーバーあらすじ紹介
ポール、カレン、ジェフ、マーシー、
バートの5人は、大学生活最後の夏休み
を、バニヤン山の山奥にあるキャビンを
借りて、そこで1週間過ごすこととなった。
山の悪路を車でひたすら進み、
やっとキャビンへと到着した一行は、
それぞれ湖で水浴びを楽しんだり
持参した空気銃でリス狩りを楽しむ
などしていた。
しかし、
リス狩りをしていたバートがリスと間違えて
山の中を徘徊していた浮浪者の男性を撃ってしまう…
だが、
その男性は何かに感染しているようで、
目は赤く充血し、皮膚はひどく爛れ血が
滲んでいた…
男性はバートに近付きながら水をくれる
よう要求してくるが、
男性の異様な姿に恐怖したバートは、
男性を威嚇するために男性の足元に向かって
銃弾を放つ。
その勢いで男性は地面に倒れ込んでしまうのだった…
急いでキャビンへと戻ったバートだったが、
4人に対してその男性のことは話さなかった…
夜が更ける頃、
5人は外で焚火を囲いながら談笑して
いたが、そこに犬を連れたグリムという
男性が現れ、マリファナを出しに使い
5人の輪の中に入ってくるが、途中で雨が
降り出しマリファナの葉っぱが雨で濡れて
しまうことを恐れたグリムは、一旦自分
のテントがある場所へと犬を連れて戻り、
5人に対しマリファナを持って
再び戻ると告げて去って行った…
5人はキャビンの中でグリムの帰りを
待っていたが、そこへ予期せぬ訪問者が
現れる…
その訪問者こそ先ほどバートがリスと誤って
撃ってしまった男性だったのだった…
男性はさっきバートが出会った時よりも
容態が悪化していて、全身が腐ったように
血が噴き出し、苦しそうな息遣いで咳き込んでいた…
その姿を見たバートはすぐに玄関のドアを
閉めて、男性を追い払おうとするが、
男性は5人が乗ってきた車を奪い、
山から下山しようとする…
だが、5人は男性を阻止した挙げ句、
男性に火を放ち、全身を火だるまにされて
男性は燃えながら山の奥へと走り去って行った…
翌朝になり、
男性は近くの貯水池の中で死んでいたが、
その貯水池の水は5人が寝泊まりしている
キャビンの水道水として使用されていたのだった…
そんなことなどつゆ知らず、
5人の内のカレンが、ポールに差し出された
水道水を飲んでしまい、それを境にカレンも
男性と同様の症状が現れ始める…
感染を恐れた4人はカレンをキャビンの外の
納屋に隔離するが、謎の感染症の脅威は
4人にも及ぼうとしていた…
2.キャビン·フィーバーのキャスト・スタッフ紹介
日本公開日: 2005年4月23日
上映時間:93分
監督: イーライ・ロス
脚本: イーライ・ロス
ランディ・パールスタイン
製作: イーライ・ロス
主演者:
ライダー・ストロング → ポール 役
ジョーダン・ラッド → カレン 役
ジョーイ・カーン → ジェフ 役
セリーナ・ヴィンセント → マーシー 役
ジェームズ・デベロ → バート 役
アリ・バービーン → ヘンリー 役
ジュゼッペ・アンドリュース → ウィンストン保安官 役
※トリビア
・本作キャビン・フィーバーは、
イーライ・ロス監督にとって
初の映画監督作品となった。
3.キャビン·フィーバーの感想やネタバレなどを紹介
(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)
3-1.キャビン·フィーバーの感想
謎の感染症により人体が腐っていく恐怖を
描いたのが本作キャビン・フィーバー…
序盤は卒業間近の大学生同士の
他愛もない会話などが続き、
少々退屈に感じられたが、
中盤からは水を感染源とする
感染症の恐怖が染みわたっていき、
血が噴き出る、肉が腐り落ちるなどの
スプラッターな描写が増え、
映画全体の雰囲気が緊張感のあるものに
なっていく。
本作は謎の感染症の恐怖をさる事ながら、
よそ者を嫌う田舎の排他的な住人たちも
十分に怖い存在で、ヒトコワな映画でも
ありました。
田舎の住人たちは謎の感染症に感染してい
ると知るや否や、散弾銃を片手に躊躇なく
襲い掛かってきて、そこから田舎の住人
相手にちょっとしたバイオレンスな戦い
も繰り広げられ、物語に一気に惹き込まれます。
感染症の恐怖もしっかり描きつつ、
人間の冷酷な残忍さも描いた
傑作の感染パニック映画でした。
3-2.キャビン·フィーバーの評価
3.5/5点中
本作キャビン・フィーバーを監督した
イーライ・ロスにとっての最盛期の映画で、
本作キャビン・フィーバーとホステルが
個人的には彼のベスト作品だと感じています。
本作は血は噴き出る、肉が腐り落ちるなどの
スプラッター描写が満載ですが、
どこかブラック・ユーモアなシーンもあり
笑わせてくれる映画です。
特に面白かったのは終盤で人種差別主義者
だったと思われたキャッビンの麓にある、
売店の爺さんが実は黒人たちと仲が良かっ
たり、目前で惨劇が起こっているのに
終始他人事なウィンストン保安官の存在
など、決して怖くてスプラッターなだけの
映画ではなく、ちゃんと観客を笑わせてくれる映画でもあります。
上映時間も93分と比較的に短いですし、
最後まで楽しんで鑑賞できるオススメの
感染パニック映画です。
3-3.キャビン·フィーバー2を紹介
キャビン・フィーバー2は2009年に
製作されたホラー映画で、
監督はイーライ・ロスから
タイ・ウェストに代わっています。
物語は本作から直後のお話で、
町で開催される高校生活最後の
パーティー会場を舞台に、
謎の感染症が蔓延し、
パーティー会場は阿鼻叫喚の
地獄絵図になる…
本作以上に血糊の量が多めで、
スプラッターな描写も楽しめる
感染パニック映画になってます。
👇は予告編です。
3-4.キャビン·フィーバーペイシェント・ゼロを紹介
本作の前日譚を描いたのが
2013年製作のキャビン·フィーバーペイシェント・ゼロ。
舞台は何故かアメリカ本土ではなく
ドミニカ共和国…
感染症の起源を描いたかと思いきや、
この作品でも最後まで感染症の発生源は
分からず終いに映画が終わるようです…
しかし、
グロさと痛さが増したホラー映画に
なってます…
4.キャビン·フィーバーこんな方にオススメ
スプラッター映画やホラー映画が
お好きな方にオススメしたい映画ですし、
ブラック・コメディー好きにも
オススメしたい作品です。
まとめ
今回はキャビン・フィーバーを紹介
しました。
水から人へと感染し、肉体を腐らせ
死に至らしめる謎の感染症の恐怖を描いた
傑作の感染パニック映画です!!
イーライ・ロス監督にとっての
最盛期の映画だけに、
良く出来た映画です。
興味があれば視聴をオススメします!!
※記事を読んで下さり、
ありがとうございました。
クリックしていただければ、
やる気が出ますので、
よろしくお願いします。
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