黒い家/この人間には心が無い…大竹しのぶ主演ヒトコワ映画を紹介

出典:Amazon.co.jp

今回は黒い家を紹介します。

 

貴志祐介の小説黒い家を原作とし、

大竹しのぶさん、内野聖陽さんら

大御所俳優が出演しています。

 

リング呪怨など、

90年代から日本ホラー映画は、

幽霊モノが多かったですが、

本作は人間の怖さを描いた

ヒトコワ映画です。

 

“この人間には心がない”

という公開当時のキャッチコピーは、

劇中、登場人物のセリフの中でも使用され、

非常に印象深い言葉です…

 

それでは詳しく紹介していきます。

 

1.黒い家あらすじ紹介

昭和生命保険相互会社の北陸支社で、

窓口担当の主任、

若槻慎二は日々の業務に忙殺されていた。

 

ある日、

そんな若槻宛に一本の電話が掛かってくる…

 

電話口の相手は菰田幸子と名乗り、

“自殺した場合、保険金は支払われるのか?”

と質問を投げかけてきた…

 

幸子の異様な質問に、

若槻幸子が自殺を考えているのではと

推測し、必死に言葉を選びながら自殺する

のを踏みとどめようとするが、

一方的に電話は切られてしまう…

 

しばらくして、

今度は菰田重徳と名乗る男から

会社へ電話が入り、

わざわざ若槻を指名して家へと呼び出す…

 

重徳の家に到着した若槻は、

丁度、家に帰宅した様子の重徳と遭遇し、

家の中へと案内される…

 

応接間に通された若槻だったが、

重徳は息子の和也の名を呼び、

“客が来てるのだから顔ぐらい出せ”

と仕切りに家の中にいる和也に怒鳴る…

 

そして、

重徳若槻の後方にある、

襖を開けてくれるように若槻に頼み、

若槻重徳に言われるまま襖を開ける…

 

そこには、

天井から伸びたロープで自殺した、

和也首吊り死体が佇んでいた…

 

あまりの出来事に発狂寸前の若槻

 

そんな若槻を、

重徳は表情一つ変えずに眺めているの

だった…

 

それからというもの、

重徳とその妻、幸子から執拗に

保険金支払いの催促が行われるようになり、

連日のように若槻に会うために、

重徳が会社へ姿を現すようになる…

 

菰田和也自殺に対し、

最初から不審を抱いていた若槻は、

独自に重徳幸子について調査に乗り出す…

 

若槻は二人の幼馴染とされる人物から、

重徳幸子にまつわる恐ろしい噂話を

手に入れ、さらに二人が30年前に通って

いた小学校で、当時、担任であった人物

から、重徳幸子“夢”について書いた

文集を手に入れる。

 

若槻は小学校で入手した“夢”

についての文集を、

恋人の黒沢恵を頼り、

彼女が勤務する大学の犯罪心理学専門の

金石に鑑定を依頼。

 

金石重徳の文集の内容から、

“サイコパス”ではないかと結論を出すが、

そんな金石に対し、

は重徳にも“人間らしい感情”があると、

後に金石の結論に対して疑問を示す。

 

重徳による保険金支払いの催促が

続いていたが、

警察の捜査結果から、

会社は和也の死因を自殺と判断し、

保険金が菰田家に支払われることが決まり、

全ては終わったかのように思えた。

 

だが、

“夢”の文集の鑑定をした金石

惨殺死体が発見されたことで、

若槻は想像だにしない“真の恐怖”へと

巻き込まれていく…

 

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2.黒い家のキャスト・スタッフ紹介

日本公開日:1999年11月13日

上映時間:118分

監督:森田芳光

原作:貴志祐介の小説“黒い家”

脚本:大森寿美男

製作総指揮:原正人

  角川歴彦

製作:山本勉

主演者:

内野聖陽 若槻慎二 役

田中美里 黒沢恵 役

石橋蓮司 葛西好夫 役

小林薫 三善茂 役

西村雅彦 菰田重徳 役

大竹しのぶ菰田幸子 役

※トリビア

・原作小説“黒い家”は、

 第4回日本ホラー小説大賞を受賞した作

 品。

 

3.黒い家/感想やネタバレなどを紹介

(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)

3-1.黒い家の感想

保険金殺人という現実的でも起こっている

事件を題材にしたヒトコワ映画だけあって、

心霊系ホラー映画とはまた違った

リアリティーや人間の闇を感じられる

ホラー映画でした。

 

ネタバレにはなるが、

観客に犯人が菰田茂徳だと思わせて

おいてからの、実は真犯人は

菰田幸子だったという展開は、

初めて鑑賞する人からすると、

意表を突かれてなかなか驚くはず。

 

また、

本作のポスターが、

公開当時は物凄く怖く感じ、

映画を観てないのに、

とんでもないグロ映画だと

勝手に決めつけていたが、

実際に鑑賞してみると、

特殊メイクが作り物だと分かるぐらい

チープだったり、グロと言える程の描写も

存在しないのでご安心を…

 

代わりに、

茂徳が自分の指を噛むシーン、

金石惨殺死体

幸子が切断された重徳の両腕を

新聞紙に包んで持ち歩くシーンなど…

 

グロテスクというよりは、

あまりの異様さに怖いと感じらる

シーンの方が多い映画です。

 

特に、

保険金の件で、

執拗に若槻に絡む狂気的菰田茂徳や、

終盤でさらわれた若槻の恋人、

黒沢恵を救出するため、

真夜中の菰田家に侵入するシーン…

 

を探す内に、

暗闇の中、菰田家の台所に辿り着いた若槻

そこは犠牲者の解体が行われていたよう

で、死臭に包まれたその空間はまるで

悪魔のいけにえのような不気味さがあり、

さらに追い打ちをかけるように

家に幸子が戻ってくる…

幸子に見付からぬように、

若槻と共にクローゼットに息を潜

めるシーンは印象的です…

 

ラストは小説版と同様に、

夜の会社内で若槻幸子との一対一の死闘

 

何人もの犠牲者の山を築き上げただろう

大きな鱧切り包丁を手にした幸子が、

社内で一人残業していた若槻

ジワリジワリと追い詰める…

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※↑は菰田幸子が劇中で使用したものと

 同タイプの鱧切り包丁

 刃の部分がかなり大きく、

 こんな物で襲われると思うと

 背筋がゾッとします…

 

いつも気弱な若槻も、

“キャー”と奇声を上げながら果敢に

幸子に掴みかかり、

幸子をボコボコにするが、

幸子も負けじと若槻に掴み掛かると、

自分が今まで親にされてきた折檻の数々を

吐露し、何故、自分がしてはいけないのだと

若槻の首を締め上げるシーンは、

怖くもあり、何か切ないものを

感じさせられました…

しかし、

このシーンは何故か途中から幸子

若槻に口付けをしたり、

“乳しゃぶれぇー!!”と、

豊満な自分の胸を吸わせたりと、

なかなかエロティックです…

それがかえって事の異常性を増幅させて

いるシーンですが…

 

結末は小説版と映画版とは異なり、

どっちも見たことがある私としては、

小説版の方が面白い終わり方だったと

感じます。

 

生命保険が絡んでいるだけあって、

現実でも起こりえるであろう

リアリティー溢れるオススメの

ヒトコワ映画です。

  

3-2.黒い家の評価

評価 :3/5。

3/5点中

小説版は残忍な描写がこと細かく書かれて

いるため、ストーリーは非常に面白いが、

おどろおどろしい小説だったと記憶してい

る。

 

必然的に、

映画版もスプラッター描写満載

ヒトコワ映画になると想像していたが、

映画版の黒い家は過激なスプラッター描写

はほぼなく、大竹しのぶさん演ずる

菰田幸子西村雅彦さん演ずる

菰田茂徳狂気的な演技に、

ひたすらに怖さと不気味さを

感じさせられましたが、

どうしても大竹しのぶさん演ずる

菰田幸子が、小柄でどこか幼さがあり、

たどたどしい喋り方をするので、

怖いというよりは、

可愛く見えてしまうところがあり、

配役ミスが否めなかった…

 

また、

日本映画ではありがちかもしれないが、

登場人物たちのセリフが小さくて、

ボソボソ聞こえて聞き取りづらい…

 

暗い映画だけに、

余計陰気に感じれました。

 

小説版から改悪された点や、

セリフが小さくて聞き取りづらい

等の悪い点はあるにせよ、

これはこれで何回も観たくなるような

不思議な魅力があり、

私は邦画は滅多に鑑賞しませんが、

黒い家は暑い時期になると、

何故か観たくなるヒトコワ映画です。

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3-3.小説版 黒い家を紹介

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原作の小説“黒い家”は、

1997年6月1日に角川書店から

発売されました。

 

ページ数は365ページあります。

 

原作版の菰田幸子は、

中年の肥満体系、切れ目で

顔は非常に醜くく、

体臭は異様な匂いを放つなど、

散々な表現をされてました…

 

また、

映画版では移動するのに車を

使っているのに対し、

小説版ではボロボロの自転車を

使用してました。

 

小説版と映画版の菰田幸子の唯一の

共通点と言えば、

殺人を犯すのに鱧切り包丁

使用する点でしょうか…

 

結末ですが、

小説版と映画版で異なります。

 

ちなみに、

私は小説版の結末の方が気に入ってます。

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4.黒い家こんな方にオススメ

ホラー映画やサイコスリラー映画がお好きな

方にオススメできます。

 

まとめ

今回は黒い家を紹介しました。

 

“この人間には心がない”

というキャッチコピーは印象的で、

90年代のJホラーの中でも、

人間の狂気に焦点を当てた

ヒトコワ映画です。

 

小説版も映画版もどちらも怖くて

面白い作品です。

 

映画版は上映時間が118分にしては、

中弛みせず物語が進むので

あっという間に鑑賞できますし、

小説版は365ページありますが、

映画版とは異なる設定もあり、

ラストの結末も違うので、

楽しいです。

 

興味があれば、

是非、観ていただきたいです。

 

記事を読んで下さり、

 ありがとうございました。

 クリックしていただければ、

 やる気が出ますので、

 よろしくお願いします。


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