今回はヘンリーを紹介します。
実在した連続殺人鬼
ヘンリー·リー·ルーカスの
血生臭い日常を描いた、
絶望系シリアルキラー映画です。
本作には一切の救いがなく、
淡々とした雰囲気で殺人シーンや
ヘンリーの劣悪な人間関係が描か
れ、観る者を見事に不快にしてい
き、ラストは地獄に叩き落とされ
たような衝撃を受ける絶望系シリ
アルキラー映画です…
それでは本作を詳しく紹介して
いきます。
1.ヘンリーあらすじ紹介
ヘンリー・リー・ルーカスは、
ダイナーで食事を終えると、
ウェイトレスに気前よくお金を
支払い、店をあとにする。
ヘンリーは一見、
好青年のように思われるが、
ダイナーで食事をするちょっと
前に、雑貨屋を営む老夫婦を銃殺
していた凶悪な連続殺人鬼だった
のだった…
ヘンリーは新たな獲物を求めて、
車でショッピングモールまでやっ
て来ると、車内から獲物の物色を
行っていた。
ヘンリーは一人の女性に目を付け
ると、車で女性の自宅まで後を付
けるが、女性が男性と暮らしてい
ると分かると、諦めて、他の獲物
を探しに車を走らせる。
ヘンリーは道でヒッチハイクを
していたギター弾きの女性に目
を付けると、女性を言葉巧みに
車に乗せる…
その頃、
ヘンリーの相棒のオーティスは、
恋人と別れた妹のベッキーを、
空港まで迎えに行くと、
オーティスとヘンリーが同居
するアパートへと連れて帰る。
しばらくすると、
ヘンリーが真新しいギターを持っ
て帰って来るが、オーティスやベ
ッキーには、“道で拾った”と嘘をつ
き、ヘンリーはベッキーに挨拶も
そこそこに、“仕事に行く”と言っ
て、アパートから出て行ってしま
う。
そんなヘンリーは仕事の合間に、
一人暮らしの女性の家に押し入る
と、殺人行為に耽っているのだっ
た…
ヘンリーがアパートに戻ってくる
間、ベッキーはオーティスの傍で
夕食を作っていたが、ベッキーは
オーティスに対して、ヘンリーと
のなれそめを聞くと、
“ヘンリーとは刑務所で知り合った”
とのことだった。
続けて、
ベッキーはオーティスから
ヘンリーの罪状を聞くと、
オーティスから“ヘンリーには
絶対に言うな”と念押しされたあ
と、ヘンリーが過去に母親とその
愛人をバッドで撲殺していたとい
う驚きの事実を知らされる…
直後に、
アパートへヘンリーが帰宅し、
3人で夕食となったが、
オーティスは夕食を食べ終える
と、“用事がある”と言って、
アパートから出て行ってしまう…
アパートに残されたヘンリーと
ベッキーだったが、ベッキーが
ヘンリーに対して、
“一緒にカードで遊ばない?”
と誘う。
ベッキーはヘンリーとカードで
遊んでいる間、ヘンリーから過去
の辛い出来事の数々を聞き出し、
ベッキーも自身の身に起きた辛い
過去を、ヘンリーに赤裸々に話し
たことで、ベッキーとヘンリーは
お互いに惹かれ合っていく…
そんなある日、
ヘンリーとオーティスが街へ飲み
に出掛けた際、街で拾った二人の
売春婦を、ヘンリーが衝動的に殺
害する事件が起こる…
オーティスは最初こそ、
ヘンリーの狂行に怯えていたが、
次第にオーティス自身も殺人行為
に快感を感じるようになってい
き、ヘンリーはオーティスと組ん
で、罪なき人々を惨殺していく…
2.ヘンリーのキャスト・スタッフ紹介
日本公開日:1992年3月19日
上映時間:83分
監督:ジョン·マクノートン
脚本:リチャード·ファイヤー
ジョン·マクノートン
製作:ジョン·マクノートン
主演者:
マイケル・ルーカー →ヘンリー・リー・ルーカス 役
トム・タウルズ → オーティス 役
トレイシー・アーノルド → ベッキー 役
※トリビア
・本作の主人公ヘンリー・リー・
ルーカスは、大ヒット映画
羊たちの沈黙に登場する、
ハンニバル・レクター博士の
モデルになった連続殺人鬼の
一人である。
3.ヘンリー感想やネタバレなどを紹介
(注意ネタバレも含みます!!まだ未見の方は要注意です!!!)
3-1.ヘンリー感想
ヘンリーの狂気の殺人ライフを
淡々と描きながらも、ヘンリー
の劣悪な人間関係も同時に描か
れ、観る人は物語が進行する
たびに不快な気持ちになって
いくこと間違いなし!
しかも、
無駄な会話シーンがなく、
上映時間が83分と短いので、
難しく考えずに鑑賞ができま
すし、この短時間で存分に絶望
を味わうことができる、名作の
シリアルキラー映画です…
絶望系と言うジャンルがあると
すれば、間違いなく5本の指に入る
であろう狂気の映画です。
3-2.ヘンリー評価
3.5/5点中
ヘンリーの恵まれない環境や、
劣悪な人間関係…
ヘンリーに同情の余地はないが、
凶悪殺人鬼は生まれながらのもの
なのだろうか…
ヘンリーは途中から、
相棒のオーティスと残虐な殺人を
行うようになり、その一部
始終をビデオカメラに収めて、
アパートでベッキーのいない間に
鑑賞しては、二人で興奮するとい
う狂人的行為を行っていたが、
似たような境遇のベッキーに対し
ては、多少なりの愛情を持ってい
たと思いたい…
しかし、
ラストのあのワンシーンを観る
限りだと、ヘンリーの心の闇は、
手の施しのないところまで堕ちて
いたのだと感じる…
一切の救いがないうえに、
ラストでさらなる絶望へと引きず
り込まれるような映画だが、
死ぬまでに一度は観ておきたい
名作のシリアルキラー映画です。
3-3.ヘンリー・リー・ルーカスとは
ヘンリー・リー・ルーカスとは、
1960年代から1983年にかけて
全米で300人以上または3000人以
上は殺害したと言われる連続殺人
鬼である。
ヘンリーは2001年3月13日に
死刑執行を受けることなく、
心不全でこの世を去って
いるが、生前にはこんな言葉を
残している。
“人間…
それは俺にとって何でもなかっ
た。ただの白紙だったよ…”
4.ヘンリーこんな方にオススメ
ホラー映画、悪趣味系の映画
好きにオススメできますが、
間違っても家族や恋人と
観るような映画ではないので
ご注意して下さい…
まとめ
今回はヘンリーを紹介しました。
本作は実在した連続殺人鬼ヘンリ
ー·リー·ルーカスの狂気の日常を
描いた、絶望系シリアルキラー映
画です。
観る人を軽く打ちひしがす位の映
画ですが、個人的には面白い作品
でした。
興味がある方は、
是非、ご鑑賞下さい。
※記事を最後まで読んで下さり、
ありがとうございました。
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