
今回はプロフェシー恐怖の予言
を紹介します。
本作は、
豊かな森林が広がるメイン州を
舞台に、森林伐採による環境汚染
によって生まれた怪物と、人間と
の死闘を描いたSFホラー映画で
す。
恐ろしい怪物が登場する本作です
が、本作は単なるSFホラー映画で
はなく、環境汚染をテーマにして
いるだけあって、社会派な一面も
兼ね備えています。
それでは本作を詳しく紹介して
いきます。
1.プロフェシー恐怖の予言あらすじ紹介
70年代後半のアメリカの
ワシントンD.C.。
医師のロブは日々の業務
に忙殺していた。
そんなロブの前に、友人
のビクが現れ、ロブにある
調査を依頼する。
その調査の内容とは、
メイン州の製紙会社が
行っている森林伐採が、
周辺地域に悪影響を及ぼしている
かを調査するというものだった。
早速ロブは、
妻のマギーを連れて、
セスナでメイン州へと向かった。
セスナはメイン州の小さな飛行場
へ着陸すると、そこへ製紙会社の
責任者イスリーが、社員を引き連
れて車でロブとマギーを迎えにや
って来る。
そこでロブは、イスリーから不吉
な話を聞く、それは“製紙会社の社
員数人が山で遭難し、救助に向
かった救助隊も一緒に行方不明に
なった…”というものだった…
続けてイスリーは、
“この森は危険だ…”と言い、
先住民たちに伝わる
カターディンという怪物の
仕業ではないかと冗談ぽく
言ったあと、イスリーは一連
の行方不明事件を先住民たちの
仕業だと決めつけるのだった。
ロブとマギーはイスリーが
運転する車へと乗り、
ロブとマギーはしばらく
滞在することになる山小屋
へと移動を始めるが、山小屋へ
向かう途中で、先住民たちの
妨害に遭い、先住民たちの
リーダーのジョン·ホークスと、
製紙会社側の社員との間で、
緊迫した空気が漂うが、
チェーンソーを手にした製紙会社
の社員が、ジョンの首元にチェー
ンソーの刃を突き付け、ジョンや
先住民たちを追い払うことに成功
する。
そして、
ロブとマギーはマスピー川
の畔にある山小屋へと案内される
と、ロブとマギーはそれぞれ思い
思いの時間を過ごすのだが、
川で釣りをしていたロブは、
釣りの最中に今まで見たことも
ないような巨大なサケを目撃
するのだった…
また、
その日の夜、
凶暴化したアライグマが、
ロブとマギーに襲い掛かる
事件も発生…
森林伐採による環境への
悪影響が現実味を帯びるなか、
先住民のジョンが、
再びロブの前に現れ、
製紙会社のせいで、
仲間の漁師たちが病んでいるこ
と、死産や奇形の子が増えたこ
とを、切実にロブに訴える。
やがて、
ロブは調査を進めるうちに、
製紙会社からメチル水銀が
排出されていること、
それによって約20年もの間、
森全体を汚染していたことを
知る…
同じ頃、
森の中でキャンプをしていた
3人の家族が、謎の怪物に
惨殺される事件が発生…
現場には巨大な爪痕が残されて
いた…
やったのはクマの仕業か、
それとも先住民たちに
伝わるカターディンの
仕業なのだろうか…
2.プロフェシー恐怖の予言キャストキャスト・スタッフ紹介
音楽:レナード・ローゼンマン
・本作に登場する怪物(カターディン)を、
ケヴィン・ピーター・ホール
(プレデターでプレデターを演じた)
が演じておりました。
・イスリー役のリチャード・ダイ
サートは、遊星からの物体Xで
ドクターのコッパーを演じてま
した。
3.プロフェシー恐怖の予言の感想やネタバレなどを紹介

3-1.プロフェシー恐怖の予言の感想
製紙工場から排出された
メチル水銀が周辺地域を
汚染し、その影響で生物
たちがミュータント(怪物化)
になっていたのが真相なわけ
で、先住民たちに伝わる
伝説の怪物(カターディン)の
正体は、このメチル水銀に
よって誕生した奇形のクマ
というわけです。
序盤は怪物の登場はなく、
代わりにロブとマギーが
メイン州を訪れたあと、
そこの先住民たちと
製紙会社側との対立
が描かれ、重厚な社会派ドラマ
風な作風だったが、巨大オタマジ
ャクシやカターディンが登場した
辺りから、安っぽいSFホラー映画
になっていったのが残念…
確かに、
特殊メイクやCG技術が
乏しかった時代とはいえ、
着ぐるみ感全開のカターディン
には拍子抜けしてしまうし、
クマなのに二足歩行なのも、
怪物というよりは、日本の
怪獣のような雰囲気…
しかし、
前述した通り、
環境汚染がテーマの映画なので、
社会派な側面もあって、
シリアスな俳優たちの演技に、
自然と引き込まれる魅力が
あります。
また、
終盤の人間対カターディンの
死闘も、ハラハラさせられる
SFホラー映画です。
3-2.プロフェシー恐怖の予言の評価
社会派ドラマのような
シリアスな作風は、
自然に引き込まれるような
魅力があります。
しかし、
怪物(カターディン)が
着ぐるみ感が強く、
陳腐に感じてしまうのが
残念…

※↑はカターディン。
静止画だと迫力がありますが、
実際はずっと2足歩行なのと、
口が開きっぱなしなので、
着ぐるみ感が強いです。
このカターディンのおかげで、
序盤からのシリアスな作風が
崩れてしまっていますが、
モンスターファンであれば、
観ておいても損はない
SFホラー映画です。
4.プロフェシー恐怖の予言こんな方にオススメ
SFホラー映画、モンスター映画
好きにオススメが出来ます。
まとめ

怪物(カターディン)と人間
との死闘を描いた本作…
単なるモンスター映画では
なく、環境汚染をテーマに
しているだけあって、社会派風
のシリアスな作風は印象的な
SFホラー映画です。
気になる方は、
是非チェックしてみて下さい。

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