今回はローラーボール
を紹介します。
戦争や飢餓が無くなり、
平和な世界となった近未来を
舞台に、唯一人々の闘争心を
駆り立てるローラーボール
という残忍な殺人ゲーム…
アメフト選手のようなプロテクタ
ーを身に付け、鉄のスパイクが付
いたグローブをはめて相手と戦う
姿は、バイオレンスであり、古代
ローマの剣闘士(グラディエーター)
を彷彿させる異色のSFアクション
映画です。
それでは本作を詳しく
紹介していきます。
1.ローラーボールあらすじ紹介
2018年の近未来。
世界は巨大な大企業が支配し、
戦争や犯罪、飢餓なども存在
すらしない平和な世界となって
いた。
そんな平和な世界で、
唯一、人類の闘争心をくすぐる
“ローラーボール”と呼ばれる
ゲームが存在した!!
都市ごとにチーム分けがされ、
アメフト選手のようなプロテクタ
ーとヘルメットを装着し、両手に
は鉄のスパイクが付いたグローブ
をはめた、屈強な10人の選手たち
から構成された2つの都市チーム
が、大砲から発射された鉄球を
奪い合い、敵の磁石付きゴール
に、鉄球をシュートすれば、
得点が入るというゲームだ。
だが、
この“ローラーボール”と
呼ばれるゲームは、
非常に暴力的なもので、
試合の度にチームの選手から
負傷者が続出する過酷なもの
だった。
そんなローラーボールの
都市チームの中でも、
ジョナサン·Eをリーダーにした
ヒューストンチームは最強と言っ
ても過言ではないチームで、
最近では、
ジョナサンの活躍によって、
マドリッドチームを完膚なまでに
叩きのめしていた。
これによって、
ジョナサンは史上類を見ない
大スターとして、全世界の注目を
浴びることとなった。
しかし、
世界を支配する大企業の重役たち
は、ジョナサンの活躍を心から喜
んでいなかった…
なぜなら、
ジョナサンは今や、
全世界を揺るがす影響力を
持ちつつあったからだ。
これを危険視した大企業の重役た
ちは、次の東京チームとのゲーム
を、ペナルティーなし、罰則な
し、選手交代制限付きで、今まで
にない厳しいルールとした…
大企業の重役たちは、
ゲームのルールを厳しいものに
することで、ゲームを通して
ジョナサンの暗殺を企てていたの
だった…
そして、
何も知らないジョナサン率いる
ヒューストンチームは、
東京へと向かい、東京チームと
ヒューストンチームとの熾烈な
戦いの火蓋が切られた。
ゲームは開始早々に、
東京チームから1点を取られ、
東京チームのスピーディーな
動きに圧倒されながらも、
ヒューストンチームのムーンパイ
が、体当たりの攻撃で東京チーム
の選手たちを負傷させたことで、
ヒューストンチームは東京チーム
から1点を奪い返すことができた。
だが、
東京チームの謀略によって、
ムーンパイはゲーム中に、
頭部に大ケガを負わされてしま
う…
激戦の末、
ヒューストンチームは何とか
東京チームに勝利したが、
このゲームでムーンパイは脳死
状態にまで追いやられる…
肉体の疲労や精神的ダメージが
癒えぬ間もなく、ヒューストンチ
ームには次なる相手として、
ニューヨークチームとのゲームが
待ち受けていた…
今度のゲームは東京チームの
時よりも過酷なルールが課せら
れ、ジョナサンには更なる試練が
待ち受けていた…
2.ローラーボールのキャスト・スタッフ紹介
原作:ウィリアム·ハリソン
・監督のノーマン・ジェイソン
は、夜の大捜査線、屋根の上の
バイオリン弾きなどの数々のア
カデミー作品を監督している。
・2002年には本作のリメイク
が公開されたが、設定も異なる
うえに、興行的に大失敗に
終わっている…
・本作で主演を務めた
ジェームズ・カーンが、
2022年7月6日に亡くなった。
享年82歳 合掌。
3.ローラーボール感想やネタバレなどを紹介
3-1.ローラーボールの感想
本作の製作に45億もの大金が
注ぎ込まれたといわれているが、
結果的には大作SFアクション映画
にはなれず、平凡なB級SFアクショ
ン映画の仕上がりでした…
確かに、
ローラーボールのゲームシーン
は、物語が進行するほどバイオレ
ンスになり、東京チームや最後の
ニューヨークチームとのゲーム
になると、もはやゲームという
よりは殺し合いのような、
近未来の剣闘士(グラディエータ
ー)を彷彿させるものに様変わり
していき、手に汗を握る展開に、
観る者を引き込む魅力が
ありました。
しかし、
舞台設定が2018年にも関わらず、
作中での東京チームの扱われ方が
ひど過ぎる 笑
ヒューストンチームによる、
時代錯誤に感じるほどの
アジア人批判は目に余りました
笑
40年以上前の作品なので、
前述した時代錯誤に感じるシーン
や、ローラーボールのゲームシー
ンで、人によっては迫力に欠ける
と感じる方もいらっしゃる
かと思いますが、B級らしい
独特の未来の世界観が魅力的
な、異色のSFアクション映画で
す。
3-2.ローラーボールの評価
異色な未来世界を描いた
作品には、これまでにも
デスレース2000年などの
名作映画があるが、
本作ローラーボールも、
これらの作品に負けず劣らずの、
中毒になりそうな魅力がありま
した。
ゲーム会場にこだまする
”ジョナサン!!ジョナサン!!”
という観客からの熱烈すぎる
エール。
アメフトとローラースケート
を組み合わせたような
ローラーボールと呼ばれる
ゲーム。
世界を支配する6つの大企業
の存在などなど…
どれも良かった。
今観ると、
迫力に欠けるシーンや時代錯誤な
シーンも見られましたが、
これはこれで観て損はしない
SFアクション映画です。
4.ローラーボールこんな方にオススメ
がお好きな方にオススメができま
す。
まとめ
時は近未来。
人々はローラーボールと呼ばれる
残酷なゲームに熱中していた…
アメフトとローラースケートを
組み合わせたようなローラー
ボールと呼ばれるゲームもさるこ
とながら、独特の近未来の世界観
も魅力的です。
バトルランナーやデス・レース
2000年など、カルトチックな
SF映画がお好きな方であれば、
きっと好きになっていただける
かもしれない、異色のSFアクショ
ン映画です。
興味があれば、
是非、ご鑑賞下さい。
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